新型インフルエンザ

ある医者は新型インフルエンザに感染した患者本人が置き去りにされた事を
今でも悔やんでいると言います。

あの当時は“とうとう国内でも新型インフルがでてしまった”という
恐怖感が先に立ち、感染して病院に隔離されている患者の人たちの事を
そこまで深く考える事はありませんでした。

前日の８日にカナダからアメリカ経由で成田空港に帰国した
大阪府立高校の教諭と生徒たちは機内検疫で体調不良を訴えており、
成田赤十字病院に隔離されたそうです。

その後教諭と男子生徒の感染が確定したのに
当の本人たちには何の連絡も行かず、
私たちがテレビを通じて知った方が早かったというのは驚きました。

何も報告のないまま自分の症状が何なのかも分からないまま
ずっと隔離されるのは非常に苦痛だったと思います。

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今後もし新型の感染症が流行した時には、
この事を踏まえて一番最初に報告を受けるべき患者が
自分の症状を迅速に知ることができるようにしなくてはいけないと思います。